小豆島 醤油産業のはじまり
古代から塩づくりが盛んだった小豆島。しかし、江戸時代後期には生産過剰に悩まされ、しだいに衰えをみせてきました。 そんな中、塩を大阪などへ運ぶ船の船頭たちによって、醤油醸造技術が学びとられ、塩に代わる産業として、醤油が企業化しました。温暖な気候が酵母菌の培養に適していたことに加え、当時の小豆島には、主原料の塩が地元に豊富にあり、また大豆・小麦などの原料もすでに発達していた海運業者の手で容易に運送することが可能でした。 耕地が狭く、農作物だけでは暮らしていけないという事情と、海上交通が盛んだったことが、小豆島の醤油産業の発展を後押ししたといえます。
木桶醤油の歴史と今
小豆島の醤油を象徴する重要な特徴の一つが「木桶」です。過去何十年に渡って先代より引き継がれてきた木桶には、目に見えないたくさんの微生物が棲みついており、醤油を発酵・熟成させる過程で重要な役割を担っています。長い時間と手間暇をかけできた天然醸造の醤油はまさしく「本物の味」です。しかし、近代化の波が押し寄せるにつれ、一時は島内に400軒以上あった醤油蔵も今では約20軒にまで減少しました。そんな中、今後も後世に木桶醤油の味を伝えるため、2011年には「木桶職人復活プロジェクト」が発足。醤油職人たちのたゆまぬ努力により、小豆島には今なお全国に現存する木桶の約3割に値する1000本以上の木桶が残されています。過去400年の醤油づくりの歴史を誇るここ小豆島で、今後も日本の食卓を支えていく醤
油の魅力を存分に堪能しませんか。(写真提供:マルキン醤油)
2024秋、醤油サミットin小豆島 開幕
ご来場の方には小豆島醤油をプレゼント
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土庄町立中央公民館/大ホール
(香川県小豆郡土庄町甲620)
13:40
オープニング 小豆島石節振興会
13:55
式典開会宣言・歓迎あいさつ
前橋 健二 教授
来賓祝辞・来賓紹介
14:05
14:30
基調講演
「しょうゆの多様性と魅力」
東京農業大学応用生物科学部
パネルディスカッション
「世界へ広げよう日本の醤油文化」
15:45
ファシリテーター
関東学園大学経済学部
中村 正明 教授
(東京農業大学 客員研究員)
パネリスト
前橋 健二 教授/東京農業大学応用生物科学部 大西 章博 教授/
近茶流 柳原料理教室 柳原尚之 先生/小豆島醤油協同組合 理事長 塩田 洋介氏
日本貿易振興機構(ジェトロ)香川貿易情報センター 係長 金子 優氏
閉会
17:00
中村 正明 教授
大西 章博 教授
柳原 尚之 先生
塩田 洋介 氏
金子 優 氏
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第42回しょうどしまフレトピアフェア大商業祭 合同開催
土庄町こどもさくら公園
(香川県小豆郡土庄町渕崎甲1447-5)
9:00
木桶制作実演
次回開催地への引き継ぎ式
醤油展示会
「タガフープ選手権全国大会小豆島予選」
10:00
14:00
歴史を味わう旅へ出かけよう
問い合わせ先
0879-62-7014
(実行委員会/土庄町企画財政課内)
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■ 主 催
一般財団法人自治総合センター
第10回全国醬油サミットin小豆島実行委員会